【動画】2100枚の写真で綴る、1人の少女が抜毛症と闘う6年半の軌跡

ある14歳の少女が21歳になるまでの6年半、毎日自分の写真を撮影しました。そして、それを動画としてまとめ、YouTubeで公開しています。動画の再生回数は400万回を超え、海外で話題になっています。

彼女の名前は、Rebecca Brownさん。Trichotillomania (抜毛症)、自ら髪の毛を抜いてしまう精神疾患と闘っています。

動画の最中、彼女の目は同じ位置で、ずっとあなたを見つめています。

4分の動画に込められた彼女のメッセージ。あなたは何を感じますか?

何を感じたか友達にシェアしよう

Twitterでつぶやく facebookでシェアする

彼女のYouTubeの説明によると、このプロジェクトは、2374日間の記録です。

その6年半の間には、自分に自信が持てない時期や、自殺を図った時期があり、そんな時は、写真を撮影するのが辛かったと語っています。中には、自分で髪の毛を抜くのを防ぐために、残っている髪の毛を剃っている写真や、様々なウイッグをつけている写真もあります。

彼女自身、抜毛症は完治していない状態だと語っていますが、日々苦しみながらも、言葉通り現在の表情には前向きさがうかがえます。

【追記】(2014/7/12)
また、彼女のこれまでの人生についての動画も公開されています。絵で表現してくれていますので、是非一緒にご覧下さい。(英語字幕有り)

Twitterでつぶやく facebookでシェアする

この抜毛症、実は、海の外で起こっている「自分たちには関係の無い話」ではありません。

人口の0.5〜2%が抜毛症? 自分の娘が抜毛症になったらどうする?

thumbnail
出典:She Takes A Photo: 6.5 Years | Beckie0

“人口の0.5〜2%が抜毛症だとされます。小学生から思春期の女子に多いのですが、成人でも発症します。頻度としては円形脱毛症の10〜20%ですが、抜毛行為自体は学童期の癖としてはかなり多いと思われます。” [1]

“発症率は大まかに0.6~3.4%程度。そして、本人が両親の第一子であるケースが多いことも分かっています。また、女性が男性の約9倍と大部分を占めているものの、男性は女性と比べてその癖を隠したがる傾向が強いため、男性の発症率が実際よりもかなり低く把握されている可能性もあります。” [2]

100人中、0.6人-3.4人。40人のクラスだとしたら、0.24人-1.36人。つまり、クラスに1人ぐらいは、抜毛症の子供がいる可能性があるということです。

その多くは、20代までの若い時期に発症するようです。学校や家族における人間関係、思春期に遭遇する困難が原因の心理的なストレスによって発症することが多いようですが、原因は明確に分かっていないそうです。

抜毛症の治し方

“自力でこの癖をやめるのは大変困難。というのも、髪の毛を抜くという行為が気持ちを楽にする手段になっていることはもちろん、脳内環境が病的になっている可能性もあるからです。髪の毛を抜き続ける行為にストップをかけるには、通常、専門家の力を借りることが望ましいです。” [2]

□薬物療法
□心理療法
(必要に応じて皮膚科的治療)

“気持ちが落ち着かなったときに髪を1~2本抜く程度ならば、いわゆる癖のレベルなので心配は無用です。ただし、もしも髪の毛を数10分間以上抜き続けるような状態になっていたら、抜毛症に近くなっている可能性も出てきます。” [2]

“抜毛症に限らず、一般に心の病気の予後を良好にするポイントは、できるだけ早期に治療を開始すること。その際は精神科(神経科)を受診し、自身の心理的問題なども含めて相談をされることを、ぜひ検討してみて下さい。” [2]

□一番不安なのは、症状がある当事者
□ネットの情報を見過ぎるのは控える
□先入観を持たずに、専門家への相談を検討する

Twitterでつぶやく facebookでシェアする

参考記事:
2,100 Selfies, 6 Years and 1 Inspiring Story of Recovery
(Mashable)

引用・参考:
[1] 抜毛症 – 福本 認知 脳神経 内科
[2] 髪の毛を抜いてしまう抜毛症の原因と治し方 [メンタルヘルス] All About
[3] 抜毛症 – Wikipedia