最低価格と希望価格を提示できる電子出版サービスから学ぶ

written by 高橋慶彦
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個人が、電子出版を行おうと思ったら、
どんな方法があるでしょうか?

紙の書籍同様、出版社に相談する方法や
Amazonの「Kindle Direct Publishing」を使用する方法が
候補として挙げられます。
最近では、出版に特化したクラウドファンデングも登場しています。

海外では、「leanpub」という電子出版サービスがあります。

leanpubは、最低価格と希望価格を
著者が設定することができる電子書籍の販売サービスです。

購入するユーザーは、
自分で購入する金額を決定できるという点が非常にユニークです。
コンテンツに対して、自分が妥当と思う対価を払う、
あるいは、才能ある作家を支援するということができます。

この方式は、文学だけではなく、
他のエンターテイメントや文化の分野でも、
採用されるべきではないかと考えています。

音楽で言えば、CDが売れなくなり始めた頃、
「音楽」というコンテンツを
消費者が正当に評価し始めたと私は感じました。

特典を付ける方法の是非は別の議論として、
「売れている」から「買われる」歌手や曲ではなく、
本当に才能溢れる歌手が、本当に良い曲が、
ファンによって支えられる、非常に健全な状況だと思います。

エンターテイメントや文化においては、
興行性というビジネスの側面だけではなく、
コンテンツの品質や消費者が持つ感性が重要視されるべきだと考えます。

最初は、小規模でも良いと思います。
別に、それで大儲けできなくても良いと思います。

本当に懸念すべきは、本来、埋もれるには勿体無い「才能」や「作品」が
多くの人々に知られること無く、消え去ってしまうことです。
低価格あるいは無料で、自分の作品を世の中に発表できる環境を整備し、
それによって、社会をより豊かにできればと考えています。