故郷の危機を救え!高校生がクラウドファンディングに挑戦

秋田の高校生がクラウドファンディングで資金調達に挑戦。故郷消滅の危機
画面:FAAVO 横手

このままいくと、2040年には全国の523の市町村が、消滅する可能性がある。

前岩手県知事で元総務相の増田寛也氏が座長を務める民間研究機関「日本創成会議」が、日本は深刻な人口減少問題に直面していると指摘しました。人口減少と首都圏への若者の人口移動が続いた場合、日本から523の市町村が消えるというものです。

これまでも漠然とした危機感を持っていた地方出身者にとって、この具体的な数値による衝撃は非常に大きいものだと思います。そして、現実は、更に厳しい。

“出産人口の95%を占める20~39歳の女性人口が2010年と比べ、2040年に5割以下に急減する自治体が全体の49.8%、896に上る”
引用:2040年に「消滅可能性都市」が523の衝撃
(日経BPネット)

是非、ご自分の故郷が含まれていないか確認して欲しい。「消滅可能性:全896自治体一覧」(毎日新聞)。「日本創成会議」が発表した詳細資料はこちらからご覧頂けます。

私の故郷、秋田県横手市も「消滅可能性都市」の中に含まれています。そんな中、秋田の高校生が、人口減少を食い止め、女性が住みたいと思える地域にするきっかけをつくりたいと考え、クラウドファンディングで資金調達に挑戦しています。

故郷を消滅なんかさせない!秋田県横手市の高校生が、クラウドファンディングに挑戦

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クラウドファンディングが、地域活性化のきっかけを創る。

ご当地グルメでまちおこしの祭典!第4回B-1グランプリin 横手で、ゴールドグランプリを受賞した「横手やきそば暖簾会」。その「横手やきそば」の発祥の地、秋田県横手市において、クラウドファンディングサイト「FAAVO 横手(運営者:特定非営利活動法人Yokotter)」が立ち上がりました。

“クラウドファンディングとは、ある「志」を持った人や団体に対する資金を、ネットを通じて多数の支援者から収集し実現する手法。ここでのクラウドは「群集 (Crowd)」ファンディングは「資金調達(funding)」という意味。(Crowd Funding)”

“FAAVOは「出身地と出身者をつなぐ」ことをコンセプトとした「地域×クラウドファンディング」です。”
引用:FAAVOとは

FAAVOは、株式会社サーチフィールドが運営するサービスで、各都道府県・地方自治体に「運営者(オーナー)」を募る方法によって、日本全国で、地域ごとに「FAAVO ○○」というクラウドファンディングの窓口・Webサイトを展開しています。今回の「FAAVO 横手」は、その中の1つに該当します。

そして、その「FAAVO 横手」において、秋田県立横手清陵学院高校2年生の清水雄太さんが、ある挑戦を開始しました。

女性に愛される横手にしたい!高校生によるカフェオープンプロジェクト!

今回のブログでは、この秋田県の高校生の挑戦とその背景にある故郷消滅の危機について、お伝えします。

なぜ、女性に楽しんでもらうカフェを作るのか?

なぜ、女性に楽しんでもらうカフェを作るのか?
画面:FAAVO 横手

清水雄太さんを代表とする、横手清陵学院23組探究Bグループは、授業の一環として地域活性化について取り組んでいます。その中で、彼らは自分たちの故郷が直面する現実を理解します。

このままでは、人口が減り続ける、特に女性の人口が減り続ける。その原因の1つは、働き口が少ないから。では、どうするのか?

“私たちは「女性が住みやすく魅力がたくさん詰まった地域になれば良いのでは」と考えこのプロジェクトをスタートさせました。地元の女性に「横手で仕事をしたい」と感じていただけるようなきっかけを作るのが目的です。”
引用:女性に愛される横手にしたい!高校生によるカフェオープンプロジェクト!

今回のプロジェクトで調達した資金は、2014年9月27・28日、横手市で開催される「よこて冒険王」というイベントで、女性をターゲットにしたカフェを開くために使用されます。目標資金は15万円で、ちらしポスター:1万円・カフェ装飾:4万円・ポップコーン試作:1.5万円・ユニフォーム Tシャツ10人分:2万円・お返し・ファンド手数料:6.5万円という内訳で使用されます。

そのカフェでは、形が不揃いであるために店頭に並ばなかった「横手産のトマト・ぶどう・りんご」から作ったジャムを使用します。そのジャムを使って、ポップコーンに味付けを行い、オリジナル商品として販売することになります。

“横手には高校生や若い人が、放課後や仕事帰りに立ち寄れるような可愛いお店があまりありません。そういう場所があれば女性の流出が少しでも抑えられるとおもいます。また私たち高校生がお店を開くというアクションを起こすことで、横手で開業することの可能性に気付いてくれる人が出てくるかもしれません。そこで若い女性が興味を持ちやすく、且つ高校生でも実現可能な「カフェ」が今回のプロジェクトにおいて最もふさわしいと考えました。”

もしかしたら、この挑戦だけを見れば、インパクトは小さいと感じる方もいるかもしれません。しかし、彼らの挑戦は、非常に意義深いものです。私自身も彼らの挑戦に、微力ながらサポートさせて頂きました。

地域活性化とクラウドファンディングの新たな可能性

地域活性化とクラウドファンディグの新たな可能性
画面:FAAVO 横手

「消滅なんかさせないぞ!」これは、彼らの挑戦ページに書かれた言葉です。

どうすれば女性が住みたいと思える地域にできるか、それこそが私たちが今回の活動で目指すもっとも重要な点です。私たちは、横手市に住む若い女性に「横手市でもこんなに楽しいことが出来るんだ!」と思ってもらいたいのです。

私は現在、32歳です。私の感覚では、15年程の前に、彼らのように、きちんとした危機感を持ち、具体的な行動を起こしている高校生はほとんどいなかったと思います。

確かに、冒頭でご紹介した通り、大きな危機が間近に迫っている、そして、その情報が多くの人へ着実に届いているという要因もあるでしょう。しかし、私が生まれた昭和57年から秋田県の人口は減少に転じたわけですから、このような予測は、かなり前から可能性としてあったはずです。しかし、危機感を感じ、行動する人間は、ほんの一部の人たちだけだったのだと思います。

今、秋田県横手市、そして、日本国内の地方自治体では、少しずつ2つの変化が起き始めています。

□クラウドファンディングという資金調達手法の浸透
□地域の低迷に危機感を感じ自ら行動する若者の増加

ここで注目したいのは、クラウドファンディングという新たな資金調達の手法が、日本国内でも浸透し始めているということ、そして、高校生までもが、活用し始めているということです。

もう1つは、社会や他人を言い訳にするのではなく、自分たち自身が現状の課題を解決するために何をすべきかを考え、今できることを行動に移すという若者が増えてきているということです。彼らの視線は、既に社会に対して向いています。

代表の清水雄太さんは、「私達の思い!」の中で、次のように語っています。

高校生が人口減少を食い止める為に行動する。一見無謀な挑戦に見えますが、私たちの活動を多くの方々に知っていただくだけでも、これからの横手の在り方は大きく変わっていけるんじゃないかなって思います。『横手市に住みたい。』そう思っていただけることが、私たちにとって最高の喜びです。

□誰でも、1000円からサポートが可能です↓↓
女性に愛される横手にしたい!高校生によるカフェオープンプロジェクト!

最後に:秋田の高校生の意識レベルは、高い。

先日、秋田県立横手高等学校の高校生から取材の依頼を受けました。実は、こちらの学校は私の母校なのですが、それを知らず、この高校生の方は、このブログを読み、メールで連絡してくれたようです。

「現在、学校新聞の中で、秋田・横手の地域活性化をテーマに特集記事を検討しております。私たちは、地元の衰退の大きな要因の1つとして、雇用の問題があると考えています。」そこで、秋田県で起業した私にインタビューをしたいという内容でした。

今回、ご紹介した清水雄太さんもそうですが、秋田県の高校生は、意識レベルが非常に高いと感じました。それほど、秋田県の現状が危機的状況であるということもありますが、「自分たちが、何とかして変えなければいけない。そして、行動しなければいけない。」という想いには、共感と尊敬の念を禁じ得ません。

横手出身者、秋田出身者、地方出身者のみなさんには、この挑戦を見て欲しいと思います。そして、彼らが行動しているように、私たちも行動を積み重ねなければ、何も変わらないことをどうか一緒に考えて欲しいと願います。

私も、自分自身が今すべきことを1つずつ着実に行います。地域活性化を実現するために、共に戦いましょう!

□クラウドファンディングは、誰でも、サポートできます。
 是非、秋田の高校生を応援して下さい。
 どうか宜しくお願い致します。
女性に愛される横手にしたい!高校生によるカフェオープンプロジェクト!

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