儲けようとする人は破綻する。
ビジネスを行う上で、利益を追求することは正当なことです。
しかし、ドラッカーの『マネジメント』によれば、利益とは企業が活動を継続するための「条件」であり、「目的」ではありません。
利益を原資として、企業活動を継続することによって達成される「顧客の創造」こそ、企業の「目的」であると言います。
そして、顧客へ価値を提供し、顧客に貢献することで、社会貢献を実現できます。その結果、企業は顧客から利益を得ることができ、このサイクルを継続できるのです。
儲かるブランディングとは?
これまで数多くの上場企業や店頭公開を目指す企業のCI・IR・PR・CMなどに関わってきた、ブランディングプロデューサー 山咲 聖氏のセミナーに参加してきました。
そこで学び、多くの気付きを得た「ブランディングの基礎」をみなさんにシェアします。
「儲けるのではなく、儲かる。」
この「儲ける」と「儲かる」の違いを認識する必要があると、山咲氏は伝えてくれました。
儲ける:売ろう、売りたい、売らなければ、という思い
儲かる:それが欲しい、売って欲しい、という思い
□出典:山咲 聖氏の講演資料
儲けようと考えている多くの場合、顧客への価値提供よりも自分の利益や都合を優先しています。これを行うと、苦しい競争の中で永遠に戦い続けることになります。
一方、儲かっている状態とは、顧客の側から「あなたが持っているそれが欲しい、売って欲しい」と言われている状態です。
ブランディングとは、儲けるために行うのではなく、儲かる仕組みをつくるために行う施策です。
ブランディングの基礎
顧客が、商品の購入やサービスの利用を決める前には防衛本能が働き、ブレーキが掛かります。そのブレーキを突破してもらうために、ブランディングを活用できます。
ブランディングの基礎を学ぶことで、儲かるブランディングとは何かを知り、ブランドの重要性に気付くことができます。
0: 儲かるブランディングとは?
1: ブランディングの本質
2: 失敗しないブランディング
3: ストーリーブランディング
4: 顧客とブランディング
5: ブランディングとプレゼンテーション
それぞれの内容をチェックしてみてください。