妥当性が無い価格競争で、その業界は自滅の道を進んでいる

written by 高橋慶彦
妥当性が無い価格競争で、印刷業界は自滅の道を進んでいる

価格競争。
これは、競合が存在する中で、どうしても発生します。

しかし、印刷業会の価格競争は異常です。
相手より安くするために、価格を下げています。

問題は、自社の根拠が無い価格設定を行っていることです。
競合の価格が、全ての根拠になってしまっているというあり得ない現象です。

このような価格競争を余儀なくされている業界は、
印刷業会だけではないはずです。

このような業界には、いくつか根本的な課題が存在します。
お客様が持つ3つの認識から、印刷業界を例に考えてみます。

 1:印刷物が経費であるという認識(安くするのが当然)
 2:どこで印刷しても同じという認識(品質・サービスの均一化)
 3:印刷は簡単と言う認識(プリンタの普及による軽視)

ここから考えられる、業界全体の課題は以下の通りです。

 1:付加価値を提供できていない
 2:差別化要因を提示できていない
 3:技術を価値に変換できていない

この3つの努力を怠り、安易な低価格競争を繰り広げているために、
製造業として、衰退を続ける企業が多いと考えます。

この現象は、日本国内の様々なジャンルの製造業で起きています。

一部の企業は、この3つを実現しようと努力を積み重ね、結果を出しています。
もっと多くの企業が、その努力を必要としています。