孫正義のプレゼン資料作り:たった1つの方程式

孫正義のプレゼン資料作り:展開を示す方程式

方程式を活用し、目的と重要性を視覚的に伝える。

マッキンゼーが推奨する「PIPの法則」では、「目的・重要性・予告」をプレゼンテーションのオープニングで伝えるべきとされています。今回は、この3つを非常に効果的に伝えている事例をご紹介します。

プレゼンは、シンプルな方程式。

PIPを効果的にプレゼン資料へ組み込む方法
出典:SoftBank World 2014(基調講演 孫 正義

目的と重要性を視覚的に繋げ、プレゼンの展開をイメージさせる。

こちらの画像は、2014年7月15日、ソフトバンクグループが法人向けに行ったイベント「SoftBank World 2014」において、孫 正義氏が行ったプレゼンテーションのオープニングで使用されたスライドの1枚です。

大切なことを、シンプルな方程式で伝える。

聞き手に対し、PIPを効果的に示す。

孫 正義氏は、「日本復活」という目的を達成するために、「競争力」が重要であると伝えています。そして、「競争力」を高めるため求められる、「生産性」と「労働人口」の2つの課題を解決するサービスについて、プレゼンテーションしています。

そして、聞き手に対して、目的と重要性、それをどのように達成するのかを「シンプルな方程式」で伝えています。これは、長々と文章で書いたり、箇条書きにした目次を示すよりも、PIPを効果的に聞き手へ伝える手段の1つです。

これにより、聞き手は、一瞬で重要なキーワードとその関係性を視覚的に理解することができます。

方程式を活用し、プレゼンの展開を明確にする。

聞き手に対し、ストーリーを視覚的に示す。

また、このスライドは、オープニングでPIP(目的・重要性・予告)を伝えると同時に、プレゼンテーションの途中でも何度か登場し、デザインの一部分をハイライトさせながら、以下のように使用されていきます。

(「生産性」についての説明で冒頭に表示)
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(「労働人口」についての説明で冒頭に表示)
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(「結論(=競争力)」についての説明で冒頭に表示)
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孫 正義氏は「方程式」を登場させることで、聞き手に対して、テーマが切り替わることを伝えています。この方法は、文字をベースとした、一般的な中表紙や見出しタイトルよりも、場面展開を視覚的に示すことができます。

更に、方程式の要素を順番に説明し、結論を導くという論理的な構造を保持しながら、プレゼン全体を展開できることから、聞き手にとって、非常に分かりやすい表現方法であると言えます。

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孫正義のプレゼン資料作り:シンプルなスライド

最後に:聞き手を迷子にしてはいけない。

プレゼンテーションを行う際、聞き手が迷子になっていないか注意を払う必要があります。

プレゼンでは、目的と重要性を最初に伝え、その考えを支える「根拠」となるものを詳しく説明していきます。その結果として、相手に納得して貰うためには、一貫した1つのストーリーが必要です。

プレゼンテーションを成功させるためには、シンプルかつ論理的に説明し、相手に納得して貰う必要があります。その上で、今回ご紹介した「方程式」を用いた表現は、非常に効果的です。

みなさんも、是非活用してみてください。共に、成功を目指しましょう!