NOT To Do、ブランドの約束とファンの構築

Not To Do、ブランドの約束とファンの構築

人は、時間の経過と共にブレる。

「共感企業」の著者でもある、株式会社JOYWOW 代表取締役会長 阪本 啓一氏が、ブランディングに関する講演(主催:一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会)の中で、ブランディングにおける「Not To Doリスト」の重要性について伝えていました。

ブランド構築を考える際、ブランドの約束をきちんと守れるかどうかは、ファンの構築に繫がるかどうかに大きく影響します。

ブランディング:ブランドとして、すべきでないことを整理する

ブランディング:ブランドとして、すべきでないことを整理する

企業・ブランドの理念、ビジョン、ミッション、行動指針などは、原則的に、どのように考え、どのように行動すべきかを示したものになります。まずは、これらが明確になっていることが前提です。

次に「誰にどのような価値を提供するか」を明確にするため、「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」という3つの要素について考えます。

このような作業を通して、ブランドとして守るべきものを「選択」することになります。それは同時に、選択した以外を「捨てる」ということです。

この「捨てる」べきことが、「Not To Do」です。ブランドの約束を守るためには、目先のことに誘惑されてはいけません。「捨てる」べきものは、きちんと捨てる必要があります。

ブランド:Not To Doをルール化

STPマーケティングの基本

STPマーケティングとは、フィリップ・コトラーが提唱したマーケッティング理論です。

市場調査と分析を行った後、

 □Segmentation(セグメンテーション)
 □Targeting(ターゲティング)
 □Positioning(ポジショニング)

という3つについて考えていきます。

このような思考を経て、「誰にどのような価値を提供するか」を定義したにも関わらず、一時的な感情や思い付きで、そこから逸脱するような行動を取るとブランドの約束を守ることができません。

それを回避する1つの方法として、「Not To Do」をきちんと決めておくことが有効です。それによって、ブランドとして守るべきことが明確になり、もし経営者やマーケティング担当者が変わっても、ブレること無く、ファンに対するブランドの約束を守ることができます。

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最後に:中小企業こそ、Not To Doが重要

中小企業は、大企業に比べて資本力が小さいために、特に厳しい経営状態に陥った際、ブランドよりも数字だけを追ってしまうという傾向が高いように感じます。

長期的な経営の観点から、ブランドのファンを大切に考えるのであれば、「Not To Do」のルールを徹底して守る必要があります。これを見失うと、既存のファン層さえも離れてしまい、誰にも必要とされない存在になってしまいます。

なぜ、顧客やファンに必要とされているのかをきちんと考え、ルールとして守るべきことを明確にしましょう。ファンの方々がいなければ、あなたのビジネスは成り立っていないのですから。

著者:高橋慶彦(ブログ運営責任者)

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