
聞き手に伝わるチャートとは?
プレゼン資料のスライドを作成する過程において、統計データや調査データに基づき、グラフ・表・図などのチャートを作ることがあると思います。
聞き手を尊重し、重要な情報だけを伝えるチャートを作ることで、プレゼンの成功確率アップに繋げることができます。
要点を絞り、シンプルに作る:プレゼン資料の作り方
こちらは、秋田県の人口の推移を示したグラフです。
このグラフのデータを基に、プレゼンの成功確率アップに繋げる「シンプルなチャート」を作る方法をご紹介します。
優先すべき重要な情報を整理する
不要な情報を取り除く
まずは、データを使用する目的と最も伝えたいこと(最も重要な情報)を整理しましょう。
□目的:秋田県の人口が激減している危機的な現状を伝える
□重要:このままでいくと、人口が毎年1.3万人減少する
このように目的と重要なことを整理するだけで不要な情報が見えてきます。
資料の詳細を見ると、秋田県の人口が減少に転じたのは昭和57年からですから、グラフにある昭和55年以前の情報は省くことができます。
また、元データのグラフは5年ごとの推移を示していますが、今回の目的から考えれば、よりシンプルにするために15年ごとの推移で示せば十分です。
重要な1つの情報を目立たせる
このスライドで何を伝えたいのか?
プレゼン全体のストーリーの中で、スライドの役割を明確にし、重要な1つの情報を目立たせます。
□ストーリー:人口が減少し、このままでは秋田が消える
□根拠:このままでいくと、人口が毎年1.3万人減少する
不要な情報を省き、重要な情報を目立たさせたスライド作成例が以下の画像です。

いかがでしょうか? このように、情報をきちんと整理することで、よりシンプルに伝えるべき情報を示すチャートを作成することができます。
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最後に:情報整理でシンプルに
情報を整理し、重要な情報に絞ることで、物事をシンプルにすることができます。
チャートやキャッチコピーを作る際、まずは情報を整理することが非常に重要です。自分が準備したスライドが複雑である場合は、本当に伝えるべきことが何かを突き詰めましょう。
スライド資料をよりシンプルにすることは、あなたのプレゼンの成功確率アップに繫がります。共に改善しながら、成功を目指しましょう!