選ばれるブランドを創る5つの基礎ポイント

選ばれるブランドを創る5つの基礎ポイント

選ばれるブランドを創るには、大切なポイントがある。

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会が主催の公開シンポジウム「永続経営を目指す 中小企業のブランド戦略」に参加しました。その中で、「共感企業」の著者でもある、株式会社JOYWOW 代表取締役会長 阪本 啓一氏が、基調講演をされていました。

本ブログでは、その基調講演の内容の中から、「選ばれるブランドを創る5つの基礎ポイント」をご紹介します。

ブランディング:売るのを止め、選ばれる存在を目指す

今回は、基調講演の内容を個別に公開した5つのブログ記事の中から、重要なポイントを抽出しまとめてご紹介します。

EXILEに学ぶ、売れるストーリーとブランディング

EXILEに学ぶ、売れるストーリーとブランディング

あなたなら、ブランドとして「不安の種」と「希望の種」のどちらを蒔きますか?お客様に選ばれる企業になる、お客様に選ばれる商品を展開するためには、大きく分けて2種類のストーリーが考えられます。

□不安の種を提供する
□希望の種を提供する

みなさんは、お客様として、どちらのストーリーの商品・企業を選ぶでしょうか?

共感が、ファンを生み出す。EXILEというブランドの成功事例から、「希望の種を蒔くストーリーが、より多くの共感を得る。」というポイントについて考えてみましょう。

売るではAmazonに勝てない、選ばれるで勝つ

売るではAmazonに勝てない、選ばれるで勝つ

「モノを売らず、コトを提供し生き残る。」日本における、インターネット利用者数は、2012年末の段階で9,652万人です。それに対して、Amazonは、2012年の時点で、月間4,800万人のユニークユーザーが訪れるオンラインストアとなっています。

それに加え、2014年4月4日、Amazonは、買い物を極めてシンプルにする新しいガジェット「Amazon DASH」を発表しました。「売る」でAmazonに勝つのは、至難の業。しかし、それでも尚、お客様に「選ばれる」ことを諦める必要は無いのです。

「コトが提供できる価値は、モノが提供できる価値より大きい。」

□専門性を徹底的に高める
□専門家が厳選した情報を提供する
□厳選した情報を求める人が集まるコミュニティを創る

この3つを実現し、成功を収めている「中央書店」の事例と、株式会社ネットコンシェルジェ 代表取締役 尼口 友厚 氏のブログ記事から、「売る」のではなく「選ばれる」を目指すブランド戦略を考えてみましょう。

ノンカスタマは成長の鍵、ブランド構築の3つのルール

ノンカスタマは成長の鍵、ブランド構築の3つのルール

ブランド戦略を考える上で、ノンカスタマを知ることは重要です。私たちは、顧客に関して、多くのことを知りえます。では、ノンカスタマ(非顧客)のことは、どれだけ知っているでしょうか?

ドラッカーは、次のように伝えています。

「あらゆる組織にとって、もっとも重要な情報は、顧客ではなくノンカスタマについてのものである。変化が起こるのは、ノンカスタマの世界においてである」(『ネクスト・ソサエティ』)
引用:重要な変化はノンカスタマの世界で起こる|3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言|ダイヤモンド・オンライン

「ノンカスタマが、ノンカスタマである理由」を知ることは重要で、その中に成長の鍵があります。この方法でブランド構築を行う際、いくつかの守るべきルールが存在しています。

自社の軸となる価値をぶらさず、他に誰も取り組んでいないことに着目し、顧客との接点構築の可能性を検討することが大切です。

NOT To Do、ブランドの約束とファンの構築

NOT To Do、ブランドの約束とファンの構築

ブランドとして、すべきでないことを整理することは大切です。まずは、「誰にどのような価値を提供するか」を明確にするため、「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」という3つの要素について考えます。

STPマーケティングは、フィリップ・コトラーが提唱したマーケッティング理論です。

 □Segmentation(セグメンテーション)
 □Targeting(ターゲティング)
 □Positioning(ポジショニング)

このような作業を通して、ブランドとして守るべきものを「選択」することになります。それは同時に、選択した以外を「捨てる」ということです。

「NOT To Do」をルール化することで、ブランドとして守るべきことが明確になり、もし経営者やマーケティング担当者が変わっても、ブレること無く、ファンに対するブランドの約束を守ることができます。

成功心理学、ブランドの役割は幸せを提供すること

成功心理学、ブランドの役割は幸せを提供すること

成功の先に幸せがあるのではなく、幸せの先に成功がある。人を幸せにするブランドは、結果的に成功します。心理学を交えながら、この考え方をご紹介します。

他者の幸福のために行動すると、選ばれる。

これは、自己啓発的なことではないと考えています。なぜ、このような人たちが成功を収めているのか? 理由は、非常にシンプルです。そのような考えで行動している企業は、顧客・社員・社会に「選ばれる」からだと考えます。

ブランディングを行う中で、「選ばれる」ことを追求した場合、ブランドの役割は何であるのかを考える必要があります。その1つの答えとして、「今までに無い価値を創造し、顧客・社員・社会に対して、幸せを提供する」ことが挙げられます。

□こちらの過去記事もチェック↓↓
ニコ動・ドワンゴに学ぶ、ストーリーでブランド価値を高める方法

最後に:ブランドは、人に幸せを提供し続ける存在。

今回の基調講演を通して、後世に渡り「選ばれ続けるブランド」というのは、やはり「幸せを提供し続けるブランド」であろうと考えました。

ブランディングとは、「売る」ことよりも「選ばれる存在」を目指す活動です。

100年、あるいはそれ以上続く企業・ブランドの戦略を考えるならば、ブランディングは非常に重要です。永続的なブランドの役割として、「ブランドは、幸せを提供し続けるために存在する。」という考え方は、非常に大切なものだと感じます。

著者:高橋慶彦(ブログ運営責任者)

ブランディングのポイントを
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