【ハウツー】失敗しない!初めてのオリジナルステッカー印刷のチェックリスト50まとめ

【ハウツー】成功する初めてのオリジナルステッカー印刷のチェックリストまとめ

「イベントの記念にステッカーを作りたい。」
「展示会のノベルティとしてステッカーを配布したい。」

ステッカー印刷について、どうやって会社を選んだら良いのか、どうやって注文したら良いのか、どうやって入稿したら良いのか、よく分からないという話を周囲から聞きます。

印刷自体が少し特殊な業界ですが、シール印刷・ステッカー印刷は、更に少しだけ特殊です。

印刷会社が解説!会社選びから入稿・注文まで、満足できるステッカーを作るポイントまとめ

印刷会社が解説!会社選びから入稿・注文まで、満足できるステッカー印刷を作るポイントまとめ

ステッカーをイベントで使用したいと考えた際、満足のいくものを作るための50個のチェックリストをご紹介します。

□ステッカー印刷を依頼する会社選びのチェックリスト20個
□ステッカーを注文する際のチェックポイント15個と用語解説
□ステッカーを入稿する際のチェックポイント15個と用語解説

それでは、個々についてご説明していきます。

【印刷・販促ツール相談】
「ステッカー印刷は、分かり辛い点が多い。」と感じましたので、今回はひとまずチェックリストをまとめました。意味不明な点に関しては、Facebookページでコメントを頂ければ、随時ブログで回答していきます。

ステッカー印刷を依頼する会社選びのチェックリスト20個

ステッカー印刷を依頼する会社選びのチェックリスト20個

Webでステッカー印刷を検討する場合、私が印刷会社としてオススメする検討事項と優先順位は、以下の通りです。

(1) 対応力
(2) 品質
(3) 価格

まず初めに、「なぜ、価格の優先順位が最も低いのか。」を説明します。

これは、同じような業種を守っているわけではなく、十分なだけの価格競争が既にネット上で行われているからです。ステッカー印刷・シール印刷は、完全に市場が飽和状態です。価格競争が激化し、多くの企業がかなり安くサービスを提供しています。ですので、確認のために数社から見積もりを取ればそれで十分です。私なら、折角の大切なステッカーを作る時は、数百円・数千円の差よりも満足できる仕上がりを優先します。

次に、品質についてです。

多くの会社が、設備をきちんと導入しています。特に、小ロットの場合、オンデマンド印刷(平たく言えば、高品質なステッカー印刷ができるプリンタを使用)することになります。ある程度、新しいプリンタであれば、誰が印刷してもそれほど大きな差は生まれませんので、念のためサンプルを見せて貰えれば、それで十分です。尚、ロットが1000枚以上あるいは1万枚以上であれば、品質に大きな差が出てくる可能性がありますので、しっかりサンプルを検討しましょう。

私が最優先として考えるのは、対応力です。

ステッカー印刷は、発注・入稿・印刷の過程において、一般的な印刷物よりも色々な点で少し複雑です。初めてステッカーを印刷される場合、あるいは、それほど印刷の詳しい知識が無いのであれば、色々と疑問や相談事が出てくる可能性が高いと言えます。その時に、きちんと対応してくれるかどうかが、ステッカー印刷を成功できるかどうかの鍵になります。

今挙げた「対応力・品質・価格」の3点に基づいて、チェックすべき項目を20個ご紹介します。

◇メールや電話の対応はしっかりしているか?

■ここをチェック!
1:お問い合わせした際に、自動返信メールがあるか?
2:24時間以内に、きちんとしたメール返信があるか?
3:電話対応する担当者が、親切に質問を聞いてくれるか?
4:電話対応する担当者が、技術的な質問にも即答できるか?
5:納品までのスケジュールを提示してくれるか?

◇作るだけでなく、作った後のことを考えているか?

■ここをチェック!
6:ステッカーの用途や目的を聞いてくるか?
7:状況に応じて、代替案を提示してくれるか?

◇印刷したステッカーの見本を見せて貰うことができるか?

■ここをチェック!
8:ステッカーの見本送付(資料請求)に対応してくれるか?
9:印刷したカラーチャートの見本を配布しているか?
10:印刷するメディア(素材)の見本を配布しているか? 
11:急いでいる場合は、ステッカーの拡大写真をWebで見られるか?

◇ステッカー印刷に必要な最新の機械を導入しているか?

■ここをチェック!
12:ステッカー印刷に使用している機械をWeb掲載しているか?
(設備力をPRしたいと考え、機械を掲載している可能性が高い)

◇自分と同じようなお客様との取引があるか?

■ここをチェック!
13:ステッカー印刷の実績がWebサイトに掲載されているか?

◇お客様との信頼関係があり、顧客満足度が高いか?

■ここをチェック!
14:ステッカー印刷をしたお客様の声が掲載されているか?

◇カスタマーサポートの重要性を認識しているか?

■ここをチェック!
15:ステッカー印刷に関するよくある質問が充実しているか?

◇専門性を持ってステッカー制作をしているか?

■ここをチェック!
16:Webサイトのターゲティングがしっかりしているか?

◇企業としてステッカー印刷事業を重要視しているか?

■ここをチェック!
17:企業や代表からのメッセージがWebサイトに掲載されているか?
18:事業を通して、社会へどのように貢献したいか書かれているか?

◇顧客価値の高い商品を提供しようとしているか?

■ここをチェック!
19:競合2〜3社と比較して、ステッカー印刷の価格は妥当か?
20:品質・サービス内容と価格のバランスは妥当か?

ステッカーを注文する際のチェックポイント15個と用語解説

ステッカーを注文する際のチェックポイント15個と用語解説

ステッカー印刷では、事前に確認すべき項目・指定すべき項目が、通常の印刷物に比べて少しだけ多くなっています。専門用語と一緒に解説していきます。

◇刷色:何色使用するか?

■ここをチェック!
21:印刷の刷色は、1色・2色・3色・カラーのどれになるか?
22:1色の場合、濃淡は必要か?
  (濃淡が無い場合は、カッティングシートを使用することも可能)
23:既製品の模様のみで制作可能か?
  (特定の模様の場合は、カッティングシートを使用することも可能)

【用語解説】
□カッティングシート:
特定の色をした糊付のシート、または、模様が予めプリントされた糊付のシートです。1色で濃淡が無い場合や既製品の模様の場合は、印刷する必要が無く、カッティングシートを指定した形に切るだけでステッカーを制作できます。

◇形状:どのような形で納品して貰うか?

24:完成形は、四角、円形、それ以外の形にするのか?
25:四角の場合、角丸にするのか?
26:ハーフカット加工や裏スリット加工は必要か?

【用語解説】
□ハーフカット:
ステッカーやシールで使用するタック紙は、印刷して使用する紙の部分とステッカーを剥がした後に残る台紙(剥離紙)の2層構造で作られています。このステッカーとして使用する紙の部分のみカットし、剥離紙の部分は切らずに残すのが、ハーフカットです。
剥離紙ごと切って仕上げてしまうと、ステッカーを剥離紙から剥がす際、剥がし辛いために端の方が曲がったり、傷ついたりします。そこで、ハーフカットし、剥離紙をステッカーよりも大きく切って仕上げることで、この問題を解消できます。ただし、その分、実際に使用する紙の領域が大きくなってしまいますし、制作の工数も増えてしまいますので、料金は高くなります。

□裏スリット:
ハーフカットを行わない代わりに、裏面(剥離紙)の部分にのみ切り込みを入れて、剥離紙を剥がしやすくする方法です。裏スリットは、余計な部分が無い分、ハーフカットよりも仕上がりはキレイに見えます。価格に関しては、ハーフカットと比べて、どのぐらい高くなるのか検討する必要があります。

◇サイズと枚数はどのぐらいになるか?

■ここをチェック!
27:枚数によって、価格がどのぐらい変わるのか?
28:サイズによって、価格がどのぐらい変わるのか?
29:枚数と予算が決まっていれば、面付けの都合上、最大どのサイズで制作ができるか?

【用語解説】
□面付け:
余程サイズが大きくない限り、ステッカー印刷をする際、印刷会社では1枚ずつプリントすることはありません。特定の大きさの用紙に、ステッカーを何個か並べた状態で、印刷・加工を行います。場合によっては、10cm×9cmと10cm×10cmのサイズで、金額が変わらない可能性もあります。

◇メディア(素材)・ラミネートは何を使用するか?

■ここをチェック!
30:光沢有りを希望するか、光沢無しを希望するか?
31:どのぐらいの期間、貼ることを想定するか?
32:糊の粘着度や再剥離性をどのようにするか?
33:透明な部分が有るか、無いか?
34:ラミネート加工をするか、しないか?
35:ラミネートフィルは、光沢有りか、光沢無しか?

【用語解説】
□再剥離:
再剥離のメディア(素材)を使用すると、後から剥がしやすく、貼った場所に糊が残りにくいステッカーを制作できます。また、長い間貼ることを考えれば、「強粘」タイプのメディアを使用することをオススメします。

□ラミネート加工:
ステッカーは、ある程度の期間、光や外からの刺激を受けることになります。光による退色(色あせ)やステッカーの上から引っ掻いたり、擦ったりした時の傷を防ぐために、保護を目的とした透明なフィルムをステッカーの表面に貼る加工を「ラミネート加工」と言います。
ラミネート加工を行った方が、より長い期間、キレイな状態で使用できますが、工数が増えてしまうために料金は高くなります。

ステッカーを入稿する際のチェックポイント15個と用語解説

ステッカーを入稿する際のチェックポイント15個と用語解説

ステッカー印刷では、データを入稿する際に確認すべき項目が、通常の印刷物に比べて少しだけ多くなっています。専門用語と一緒に解説していきます。

◇基本的な印刷物制作の注意点

■ここをチェック!
36:印刷会社が保有するアプリケーションの対応バージョンを確認しているか?
37:仕上がりからはみだすデザインがある場合、塗り足しを3mm付けているか?
38:イラストレーターデータの文字のアウトライン化を行っているか?
39:イラストレーターデータの不要なレイヤーやオブジェクトを削除してるか?
40:イラストレーターデータのレイヤーやオブジェクトのロックは解除済みか?
41:イラストレーターデータの線幅は、0.2pt以上になっているか?
42:画像は、RGBからCMYKに変換しているか?(不要な場合もあります)
43:画像の解像度は、原寸で300〜400dpiになっているか?
44:配置画像のデータも忘れずにデータ入稿しているか?
45:不必要にスポットカラーを使用していないか?

【用語解説】
□塗り足し:
紙面から背景や写真・文字がはみ出すようなデザインをした場合、仕上がりサイズ丁度で印刷してしまうと、仕上げで紙をカットする際、コンマ何ミリずれただけで、印刷されていない白い部分が出てしまいます。
それを防ぐために、予め仕上がりラインより外側に塗りがはみ出した状態でデザインします。そのはみ出した余分な部分を塗り足しと呼びます。

□アウトライン化:
文字は、テキストデータとフォントやサイズなどの様々な書式データの組み合わせでできています。特に、フォントデータが無い環境では、文字の見え方が崩れてしまいます。そこで、この崩れが発生しないように、文字を図形として取り扱うために行うのが、「文字のアウトライン化」です。これを行うことにより、文字がテキストではなく、図形となります。

◇ステッカー印刷における注意点

■ここをチェック!
46:ハーフカットのラインをまとめて1つのレイヤーに分けているか?
47:ハーフカットのラインに角(尖った部分)が無いか?
48:ハーフカットのラインが途中で切れていないか?
49:ハーフカットのラインは外側のみで良いか?
50:切れてはいけないオブジェクトがハーフカットから1mm以上離れているか?

【印刷・販促ツール相談】
「ステッカー印刷は、分かり辛い点が多い。」と感じましたので、今回はひとまずチェックリストをまとめました。意味不明な点に関しては、Facebookページでコメントを頂ければ、随時ブログで回答していきます。

最後に:ステッカー印刷は、分かり辛い。

デザインに関わっている人ですら、「きちんと発注できない。専門用語がよく分からない。」という現実が、ステッカー印刷業界の課題です。

かなり説明されているECサイトも存在していますが、それでも普通の人には分かり辛い内容です。これを解決するには、シュミレーターを用意するか、動画で説明する以外無いのではないかと考えています。

そして、それが無理なのであれば、後はメールや電話で解決するしかありません。故に、ステッカー印刷選びで最優先すべきは、その会社の対応力です。Webサイトと違い、一度印刷してしまうと刷り直しになりますので、会社選びは十分に検討して下さい。

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