色調整が絡む印刷を行う10個のポイント ch.1:デザイナーのための印刷講座vol.2

色調整が絡む印刷を行う10個のポイント ch.1:デザイナーのための印刷講座vol.2

編集長の高橋です。

私は、印刷通販サイトを運営し、全国の様々な方とお取引をしています。
多くのお客様からデータを入稿して頂いた過去の経験を踏まえ、
いくつかの課題と解決法について、ブログを通してご紹介していきます。

今回は、改めて振り返る「印刷と色」について、
「色調整が絡む印刷を行う10個のポイント」をご紹介します。

色調整が絡む印刷を行う10個のポイント

 1. RBGをCMYKで完全再現するのは難しい
 2. なぜ、色校正が必要なのか?
 3. プリンタの色が正しいとは限らない
 4. 画像が持つ情報「プロファイル」
 5. カラー印刷を実現するCMYK
 6. 特色が求められる理由
 7. ホワイトバランス補正
 8. 色被り補正
 9. 色相・彩度補正
 10. CMYK変換とトーンカーブ補正

これから、いくつかのブログ記事に分けて、
それぞれのポイントの詳細を説明していきます。

1. RBGをCMYKで完全再現するのは難しい

写真をデジカメで撮影したり、スキャニングをすると、
その画像データは、RGBカラーで表現されているでしょう。

カラーボタン

しかし、カラー印刷を行う場合、
多くの印刷が、CMYKという4色のインキで印刷されるため、
RGBからCMYKへ色を変換しなければいけません。

単純にこの変換作業を行うと、色が変わってしまいます。
なぜでしょうか?

それは、RGBとCMYKでは、色の仕組みが異なるからです。

 ◇RGB:色を混ぜれば混ぜるほど明度が上がり、白に近づく加法混色
 ◇CMY:色を混ぜれば混ぜるほど明度が下がり、黒に近づく減法混色

簡単に言うと、RBGの鮮やかさは、
CMYでは完璧には表現できず、色が多少なりとも、
「くすむ」ということです。

オフセット印刷と仕組みは異なりますが、
絵具で絵を描いたことを思い出してみると分かり易いと思います。

チューブから出した色は非常に鮮やかですが、
様々な色を出そうとして、色を混ぜていくと、
どんどん色がくすんでいったはずです。

このくすみを極力回避するために、様々な方法が考えられますが、
RBGをCMYKで完全再現するのは難しいと覚えておいて下さい。

「2. なぜ、色校正が必要なのか?」に続きます。