
「販促ツール」としてのアプリ開発を行っている高橋です。
クラウドファンデングを通じて、たくさんの方から頂いた支援金をもとに、
人とお店をつなぐスマホアプリ「販促O2Oゲーム」を開発するにあたり、
O2O・ソーシャルゲーム・ゲーミフィケーションについて、研究を深めます。
ビンゴソーシャルゲーム『Bingo World』
「ビンゴ × ソーシャルゲーム × O2O」の可能性を考える上で、
既に利用されている方法を知るために、ソーシャルゲームを研究します。
今回は、Facebookアプリとして、182,388人がいいね!をしている
『Bingo World』を分析してみます。
『Bingo World』の基本仕様

このビンゴゲームでは、
□単純にみんなで楽しくビンゴゲームをする
という参加方法になっており、実際のお金は手に入りません。
このゲームの運営資金の多くは、
ゲームに参加するために必要な、ビンゴカードを手に入れるために使用する
「Tokens(ゲーム上のチップ)」購入費とスポンサー広告によって、
賄われていると考えられます。
『Bingo World』の遊び方

実際に、最初に供給されるコインと「Tokens」を使用して、
ビンゴゲームをプレイしてみました。
このゲームでは、世界の様々な場所で、ビンゴゲームを行い、
各地でビンゴした際に得られる「名所カード」を収集していき、
それらをコンプリートすることで、ゲームを制覇していきます。
最初に、何枚のビンゴカードでゲームに参加するか決めます。
このゲーム内では、一定時間のビンゴゲームがずっと繰り返され、
自分のタイミングで、ビンゴゲームに参加できます。
『Bingo World』のポイント:アイテム配置

このゲームで使用するビンゴカードの特徴として、
数字だけではなく、アイテムのアイコンが配置されています。
番号が読まれ、ユーザーがアイコンを含む数字をクリックすると、
コインや宝箱などのアイテムを獲得できます。
これにより、ゲーム性を強化しています。
『Bingo World』のポイント:サポート機能

ビンゴゲームを開始すると、画面右上に2つのボタンが表示されます。
□ゲームボーナス
□カードチェック
「ゲームボーナス」は、ゲーム中に呼ばれた数字をクリックしていくと、
ゲージが貯まり、一定量を超えると、ユーザーはボーナスを貰えます。
ビンゴカードの枠が埋まったり、カード上にアイテムを追加してくれます。
「カードチェック」は、ゲーム中にクリックを仕損なっている場所をチェックし、
正しく修正してくれる機能です。複数のカードでプレイした場合で、
番号の読み上げと、数字のクリックが追いつかない時にも便利です。
『Bingo World』のポイント:宝箱イベント

上手にゲームを進行していると、宝箱を手に入れることができます。
この宝箱を空けることで、ここでも、ユーザーはアイテムを獲得できます。
ただし、この宝箱を空けるためには、「鍵」が必要で、
最初にいくつか支給されますが、それ以降はコインを使用して交換します。
『Bingo World』のポイント:スポンサー広告

ゲームに参加するために必要なカードを手に入れるために使用する
「Tokens(ゲーム上のチップ)」が無くなってしまった場合、
獲得する方法が3つ存在します。
1:時間の経過を待ち、再支給されるまで我慢する
2:お金を払い、購入する
3:スポンサー企業が求めるアクションを実行する
このゲームの運営費の1つとして、スポンサー広告費があります。
企業が求める、ダウンロードやアカウント作成やアンケートを行うことで、
プレイヤーは、「Tokens」を無料で取得できます。
楽天が行っている、ポイント獲得の仕組みと同じです。
『Bingo World』のポイント:Facebookユーザーの交流とソーシャルグラフ

チャット機能が存在し、そこでユーザー間の交流が生まれ、
ゲーム自体が活性化していく仕組みが、最初から組み込まれています。
更に、ユーザーのFacebookの友達を招待できます。
そして、招待の結果、ユーザーはポイントを獲得できます。
これにより、ソーシャルグラフが拡大していきます。
また、ゲームに参加したり、ビンゴを達成したりした時など、
ゲーム中の様々なタイミングで、Facebookへの投稿を促されます。
このようなFacebook投稿によって、
更に他のユーザーを巻き込むことに繋がります。
このように、様々なソーシャルゲームを研究し、それらを参考にしながら、
自身が開発する「販促O2Oアプリ」に活かします。
アプリを普及させる上で、FacebookやTwitterなどのSNSを活用し、
より多くのユーザーを巻き込む仕組みを構築することが、
成功への大きなポイントの1つになると考えています。