
海外へビジネスを展開し、成功率を上げるためには、コミュニケーション能力を磨き、自信を持って相手に伝えることが重要です。
今回は、自信がある人が、メールで決して使わない10個の言葉を考えてみます。
米国メディアに学ぶ、信頼したくなるあの人が決して使用しない10個の言葉
メールによって、商品やサービス、あるいは、会社やプロジェクトの説明を行う際、相手に信用して貰うためには、自信を持って相手に伝えることが必要です。
海外Webメディア The Muse の「10 Words Confident People Never Use」という記事を読みました。それでは、この記事で紹介されている「自信のある人は決して使わない10個の言葉」をご紹介します。(以下、1-10まで意訳です。)
1. Might(〜かもしれないです)
「〜するかもしれないです」という言い方には注意が必要です。「〜かも」で終わってしまったら、何かの能力が欠けているか、時間管理ができないか、物事の優先順位を把握できていない人という印象を与えかねません。
2. Won’t(〜しないでしょう)
メールを送る際に、この表現を使用していないか注意が必要です。この表現は、ネガティブな雰囲気を醸し出す表現です。相手の招待や提案を拒否せず、ためらわず、まずは受け入れてみましょう。
3. Usually(いつもは)
この言葉も、メールで使用する際は注意が必要です。この表現は、相手に全てを明かさずにごまかしている印象を与える可能性があります。現状や事実と向き合い、相手に伝えることが重要です。
4. Suspect(疑わしい)
明確な根拠が無い段階で、何かについて疑わしいと言及するのは避けた方が良いでしょう。様々な計画を立てる際は、明確な事実に基づいて仮説を立てましょう。
5. Impossible(不可能)
FacebookのMark Zuckerberg氏が、不可能という言葉をメールで使用するでしょうか? この言葉をメールで見た段階で、あなたに対する信頼は無くなるでしょう。困難なことはあっても、不可能なことはそうそうありません。
6. Worried(心配)
心配しているという表現をメールの中で使用してしまうと、自分の能力に自信が無いという印象を与えてしまいます。心配するよりも、その関心の高いことに対する解決策を考えた方が良いでしょう。
7. Confused(混乱)
混乱・困惑していることを相手に伝えることで、更なる混乱を生む可能性があります。ただ困惑していることを伝えるのではなく、何がそうさせているのかを明確にし、相手に聞いて確認するのが良いでしょう。
8. Need(必要)
「〜しておく必要がある」という表現をメールで多用し過ぎるは、良い印象を与えません。わざわざ常に、回りくどく必要性を強調するよりも、必要となる内容を直接的に伝える方が良いでしょう。
9. Quandary(窮地)
難局や窮地という言葉は、新しく何かを始める提案をする時に、使用するべきではありません。その言葉を使用するときは、かなり差し迫った状況であり、そのような状況を曝け出してもプラスになりません。
10. Likely(〜しそう)
私たちの多くは、ビジネスにおける未来を予測することはできません。「〜しそう」という曖昧な表現は、不確かなまま話をしているか、十分な根拠を持ち合わせていないことを露呈しているに過ぎません。
最後に:事実に基づく根拠をどれだけ準備しているか?
今回ご紹介したような言葉は、曖昧で、明確な根拠が無く、相手をごまかそうとしているとさえ捉えられかねない言葉ばかりです。海外では、曖昧な表現は「自信の無さ」を相手に印象付ける可能性が高いです。
また、別の観点から考えると、日本でも共通して言えることがあります。今回ご紹介した言葉を使ってしまう状況は、「準備不足」を意味しています。
しっかりと調査しているのか、事実に基づく根拠をどれだけ持っているのか、自分自身の中で腹落ちしてるかどうかは、その人の言葉にも現れ、相手が感じる印象にも影響を与えます。ビジネスにおいて、自信がある男になるには、日々の研究と改善が求められます。