特産品を3割引で。安売に関する経営者の名言

特産品を3割引で。安売に関する経営者の名言

日経新聞によると、山形県は6月中旬、特産品を3割引きで買えるECサイトを立ち上げます。

□原資:国の交付金
□サイト運営:山形県観光物産協会
□販売期間:2016年2月末まで
□商品数:2000点
□売上見込:割引前価格で10億円

先行する徳島県は、アンケートに回答してくれたユーザーに30%OFFクーポンを発行する仕組みを採用しています。(楽天市場 あるでよ徳島

今回の取り組みでは、国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用。「ふるさと名物商品」をまずは手に取って価値を知って貰うのが狙いです。

問題は、この取り組みを通じて、リピーターやファンを創造できるか。成功する経営者は、安売りに対してどのような考えを持っているのでしょうか?

安売に関する経営者の名言

安売に関する経営者の名言

必ずしも安売りが悪いとは言い切れませんが、成功する経営者に共通していることが2つあります。

□価格以外の顧客価値も常に追求
□値引きしても利益が出るモデルを構築

単なる安売りだけでは、未来が無い。今回は、以下7人の経営者の名言をお伝えします。

□岡野工業 岡野雅行氏の名言
□男前豆腐店創業者 伊藤信吾氏の名言
□セコム創業者 飯田亮氏の名言
□ブラザー工業 小池利和氏の名言
□ダイソン創業者 ダイソン氏の名言
□キッコーマン 茂木友三郎氏の名言
□ユニ・チャーム 高原豪久氏の名言

それでは、個々について見ていきましょう。

岡野工業 岡野雅行氏の名言

自分の仕事は安売りしちゃダメなんだ。そのためには、人にできないことをやらなきゃな。誰でもできることなんてのは、相手の言い値でやるしかなくなるんだよ。できないことだから、値段を自分でつけられるんだ。

世界一細い「痛くない注射針」や小型リチウムイオン電池ケースなどを開発した、岡野工業。

ものづくりで成長し続けるためには、価格を自分で設定できるだけの商品力を磨き、他では提供できない顧客価値を追求し続けるしかありません。

男前豆腐店創業者 伊藤信吾氏の名言

安い豆腐に未来はありません。たくさん売れても利益が出ないから、開発にお金もかけられない。僕は、とにかく美味しい豆腐を適正な価格で提供していきたいんです。

高品質なものを適正価格で買って貰うには何をすべきかを考え続ける必要があります。安く売るだけなら、誰でもできる。誰でもできるなら、真似される。

セコム創業者 飯田亮氏の名言

ただ安売り競争をやっている企業はダメ。安売りは商売をしているとは言いません。バッタ屋と言うのです。

飯田氏は当時、日本では新しい事業であった警備保障業で創業し、東証一部に上場させました。今までに無いものを提供し、顧客に価値を生み出すことが重要。

ブラザー工業 小池利和氏の名言

安売りばかりしていると、ブランドも毀損してしまう。

安売りすることの大きなリスクの1つが、ブランド価値の喪失。自ら単に価格を安くした時点で、安くしないと売れない商品になってしまう可能性は高い。

ダイソン創業者 ダイソン氏の名言

私は他社製品をコピーして少し安く作ることには興味がありません。より良い製品にするための新技術を開発することにしか興味がないのです。

高い利益率を維持するためには、高い競争力を保たなければいけません。

競争力とは、競合が出せない顧客価値を提供する力のことです。安さだけでは、維持できません。

キッコーマン 茂木友三郎氏の名言

しょうゆは国際的なビジネスです。ただし、絶対に安売りをしないという我慢強さがないと成功しません。

世界で勝負したいなら、圧倒的に利益を生み出せるビジネスモデルが必要になります。値段を下げるのではなく、競争力を強化することに集中すべきです。

ユニ・チャーム 高原豪久氏の名言

ユニ・チャームは基本的に消費財を扱っています。日本の商品は高品質ですが、それでもコモディティ化は免れません。「このオムツは、使ってもらえば全然違いますよ」と自信を持って言えなければ、安売り競争に足をすくわれます。言い換えれば、現在のデフレの原因はメーカーが消費者の期待値や欲望を上げきれていないことにあります。

結局、安売りの原因は、商品やサービスを提供する企業側にあります。

値下げしないとモノが売れないのであれば、あなたのビジネスはその程度です。顧客の満足や幸福を満たし続けるビジネスなら、十分な価格設定はできるはず。

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最後に:純利益を出せ

先日、日本を代表する経営者のご講演を拝聴しました。

「純利益で最低20%出せないなら、ビジネスモデルを見直した方が良い。」

安くしても、極論を言えば問題は無い。それも選択の1つです。しかし、根本的に値引きしても純利益が出るビジネスモデルであることが条件。

それだけの純利益を出せ無いならば、改善しなければいけません。成長するため、課題の原因を追求し、共に改善し続けましょう。