高島屋が美術品EC開始。創業者 飯田新七の精神

高島屋が美術品EC開始。創業者 飯田新七の精神

現在、百貨店は様々な形でインターネットを活用している。

そんな中、高島屋は6月から、絵画や陶芸などの美術工芸品のECを開始。実店舗の企画展などと連携しながら、常時60~70点の作品を販売する。(日経新聞

この背景には、百貨店の「顧客層」がある。高齢の富裕層がメインとなり、40代以下を取り込みきれていない。ネット活用で、この問題を改善するのが狙い。

中間層の購入が伸び悩み、富裕層獲得の重要性が更に増している。このような状況の中で、高島屋は創業の精神をどう受け継いでいくのだろうか?

高島屋 創業者 飯田新七の精神

高島屋 創業者 飯田新七の精神

大阪に本社を置く百貨店、高島屋。創業者である飯田新七は、四つの綱領を残している。

その精神は今も受け継がれ、高島屋の「店是」(=社員の基本的心構え)として、Webサイトにも掲載されている。

高島屋の店是:創業者の精神

□確実なる品を廉価にて販売し、
 自他の利益を図るべし

□正札掛値なし

□商品の良否は、
 明らかにこれを顧客に告げ、
 一点の虚偽あるべからず

□顧客の待遇を平等にし、
 いやしくも貧富貴賎に依りて
 差等を附すべからず

良いものを安く売り、顧客価値を高めることで、顧客から選ばれる存在となる。
値段で駆け引きせず、掛け値なしの価格で販売を行う。
高い質の商品を扱い、誠意をもって接客し、顧客にその価値を納得して貰った上でお買い上げ頂く。
身分や貧富の差で区別せず、全ての顧客に対し平等に接客する。

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最後に:百貨店の立ち位置

時代や経済状況と共に、百貨店の立ち位置も変わっているように感じる。

顧客価値を創造し続けるため、「何を守り、何を革新していくのか。」を考え続けなければならない。それを示すことが、経営者の重要な役割である。